お道具について
ー ボビンレースのお道具は特殊です ー
ボビンレースのお道具は、何かで代用することはできないので、揃えていただく必要が出てきます。
ボビンレースのお道具で一番お金がかかるのはボビンです。最初は30~50本ぐらいから始まりますが、トーションを極めるだけでも1年もすると100本ぐらい必要になってきます。バックスポイントやバンシュになると、何百本も必要になります。
ボビンは割りばしなどで代用するわけにもいかないので、どうしてもご購入いただく必要が出てきます
その他を安く済ませたいと思っても、ピローを自作するぐらいしかセーブにつながる方法はありません。
最初に30,000円以上、かかるお教室がほとんどのようにお見受けしております。
私のところは、ボビン50本でピローを入れる袋も揃えても15,000円ぐらいでしょうか。他教室と比べても断然お安いと思います。
しかも最初の3か月間は月々2,000円でリースをしております。
3か月経ってできる・続けられると思ったらご購入いただきます。その時のお支払いは差額の9,000円ぐらいと、
とても良心的です。最初にお道具を貸し出すのは師匠の竹内先生由来です。おそらく、他教室ではしていないでしょう。
ボビンレースを独学で学ぶ強者に何人かお会いしてますが、ボビンレースはそもそもが職人技の世界だと私は思っています。ですので、できれば、ちゃんと先生について習った方がよい、と私は思っています。
ボビンレースの編み方は基本的に2つなので、独学でなさろうと調べた方は、一見、毛糸などの棒針編みと同じレベルという感覚をお持ちなのかもしれません。
独学で基礎の編み方はどうにか出来るようになったとしても、その先で躓いて私のところへいらした方も何人かお会いしています。
レースは複雑に模様が組み合わさっているから美しいのです。そうなのです。ボビンレースは複雑なのです。
ですので、2種類の編み方が複雑に組み合わさると言っても、その複雑のレベルは棒針編みとは全く異なります。
1本の糸から形成される棒針編みと、何本もの糸を使って織りあげるボビンレースは、全くの別世界なのです。
そこをまず、気構えとして持っていると、何を言われてもストンと腑に落ちるかもしれません。
上記の理由からで、まずはお教室を探していただきたい。そして、その先生からお道具を購入してください。
なぜならば、先生によって教え方やお考えが違うからですう。
わかりやすく言うと「茶道や華道でいうと流派のようなもの」です。
ボビンレースの道具や形状は、上記の「流派」によって異なります。
ボビンレースは大きく分けると、大陸系とイギリス系に分けられます。
イギリス系はボビンにビーズの飾りがついていて、レースを編むときに右回り(時計と逆回り)に進みます。
大陸系はボビンに飾りがなく、レースを編むときは左回り(時計回り)に進みます。
そして、大陸系でもボビンの大きさが異なったり、ピロー(クッサン)の形状が、フラット(平ら)なものだったり、
イタリアのトンボロのようにクッションや筒形の枕のような形状のものだったりします。そうなのです。先生によって使う道具が違い、呼び名も言語が違うので異なります。
私は、ベルギー系からイギリス系の先生に移った経歴があることもあり、ボビンはどちらのボビンでも両方扱えるので構わないのですが、ピローはフラットなものでないと教えられません。
先生によっては、すべてこれでなければならないという先生もいらっしゃると思います。
よくその先生に聞いてからお道具は揃えてください。
とは言っても、インターネットが発展し、なんでもできるようになった昨今、検索し調べて自力でお道具をそろえる方、独学で頑張る方、ネット通信で頑張るかた、色々いらっしゃると思います。
独学や通信で頑張ったけど挫折したと書かれているブログもよく目にします。
そんな方は是非、お近くの先生を見つけてください
どの先生も、基本がわかっている方は有難いので心よく受け入れてくれると思います。
お近くにお教室がない方は、私のところならばマンツーマンのオンラインでお教えしてますので、お気軽にお問合せ下さい。
マンツーマンなので、必ずわかるようになります!
Bobbin Lace Supplier
日本でボビンレースのお道具をご購入いただけるのは、主にこちらになると思います。
どちらもインターネットからもご購入いただけます
クラフトビズ
北海道にある通販のみのショップです。ボビンレースのみならず、籐籠編みやカリグラフィーなど、幅広い手工芸用具を取り添えていらっしゃいます。楽天にも出店されてます